城山城(兵庫県たつの市)
概要
標高458mの亀山(きのやま)の山上に築かれた城山城(
1-礎石建物
庇をもつ総柱建物跡で山岳寺院の本堂跡とみられています。

礎石建物址看板

総柱建物の礎石
2-建物敷地(伝.赤松屋敷)
城山山頂にほど近い平坦地にあり、城山城の主郭。
赤松満祐自害の場所と伝えられています。

現地の看板

現地からの眺め
3ー堀切
敵の侵入を防ぐ堀切が北・西・南の尾根上にあります。西堀切は尾根を4、5メートルV字状に掘削した城内最大のものです。
石塁は古代山城のものの可能性が考えられています。

堀切と土塁の解説看板

城内最大の西堀切
石塁
石塁も北、西、南に見つかっていますが、古代山城のものとみられています。西石塁が城内最大(全長約40m、高さ約3m)の石塁です。

城内最大の西石塁

北石塁
4ー門築石
城門の礎石を地元では「門の築石(つきいし)」と呼んでいます。古代山城の礎石です。

城山城の門の礎石1

「門の築石」の看板

城山城の門の礎石2

城門推定復元図
城山城調査団1988『新宮町文化財調査報告10 城山城』
5-馬立古墳群
城山城の裾には多数の古墳も築かれています
1号墳が姥塚古墳です。

馬立古墳群7号墳